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ふるさと紀行

五色百人一首 平成29年1月 都城市
百首の短歌を五つに分けて二十首で勝敗を競うかるた大会。1ゲーム3~5分でできる。
県南大会に、県北や隣県からも100人を超える小学生が集まって熱戦を繰り広げた。
五七五七七の韻律に親しみながらゲームを楽しむ子供たち。指導員もたいへん熱心だ。

ふるさと育成協議会 平成29年1月 都城市
貧困のせいで進学・就職できない子供を応援しようと「ふるさと育成協議会」が発足した。
一人でも多くの子供に夢をもって逞しく生きていって欲しい、と有志が行動を起こした。
まずは、定時制高校生の学費支援や職場確保から始めるという。素晴らしい義挙だと思う。

酒谷の星空 平成29年1月 日南市
会合が終わって、酒谷越えで都城への帰り道。車を停めて、ライトを消す。
見上げれば、山と山とに挟まれた空から満天の星。今夜はオリオン座がひときわ輝く。
時々、こうして見上げる酒谷の星空。夜の酒谷越えのちょっとした楽しみだ。

山王原の小倉邸 平成29年1月 三股町
明治になって、三島通庸が山王原の町並みを造った。その中核、堂々たる小倉邸。
“がんばっど!山王原(さんのうばい)”の皆さんが、ここを舞台にまちおこしに大活躍。
今日は三股町マラソン大会。小倉邸で温かい炊き出しに腕を振るった皆さんだった。

堀川運河 平成29年1月 日南市
商業施設サピア。一階のカフェテリアから一歩外に出ると、そこはもう堀川運河だ。
一艘のチョロ舟が遊びに誘うように水辺に浮かぶ。そしてご存知、情緒あふれる街並み。
和風のヴェネチアみたいにならないかな…などと妄想が膨らむ。

義弘公のイチョウ 平成29年1月 えびの市
「正一」での昼食会までに時間があったので、義弘公のイチョウまで散策した。
かつて飯野城があった周辺には、今もそこはかとない歴史の残り香が感じられる。
寒風のなか、四百年の出来事を見守ってきた大木をしばし見上げた。

南九州串間武道大会 平成29年1月 串間市
36回目を数える南九州串間武道大会。県外からもたくさんの少年剣士、弓道家が集まった。
試合をすれば必ず一方が勝ち一方は負ける。けれども「勝って驕らず、負けて腐らず」だ。
一試合一試合を大切にして、稽古に励んでほしい。

漁協初せり 平成29年1月 串間市
恒例の串間漁協初せり市。まだ薄暗いなかで鏡割り、続いて熱いあら汁が振る舞われた。
今年は、このあと8時33分に、内之浦からのロケット打ち上げが予定されている。
ちょうどここからよく見えるとあって、みんなワクワクしている。

木材初せり 平成29年1月 都城市
原木市場の初せり。あいにくの雨だったけれども、元気よく一年の取引が始まる。
国際市場も、国内市場も、これからも大きな動きが出て来るだろう。
川上から川下までサイクル全体が、持続的発展できるように。微力を尽くそうと思う。

串間神社 平成29年1月 串間市
子供の頃、大晦日の「ゆく年くる年」が始まると、さっそく初詣に出かけたものだ。
行くのは決まって串間神社。ご祭神は山幸彦。わが郷土は神話の舞台なのだ。
今年は久し振りに串間神社へ初詣。茅の輪をくぐりながら家族の息災を祈った。

ねったぼ 平成28年12月 都城市
久保さんのお母さん、ツルエさんが“ねったぼ”を作ってくれた。
餅とサツマイモを練り合わせた郷土の味だ。
もちろん、甘くて、柔らかくて、懐かしい味である。

霧島連山 平成28年12月 都城市(旧山田町)
霧島連山は、角度によって観える姿がまるで異なる。
県道45号是位川内を上ると、和牛農家の萬寿さん宅あたりで霧島山が突然、威容を現す。
例にもれず萬寿さんも、「ここからの霧島が最高やっど…」と自慢気に胸をはる。

ナベヅル 平成28年12月 都城市
年の瀬の都城。刈った田んぼに一羽のナベヅル。
ああ珍しい。どうしたのだろう。しかもたった一羽で、連れもなく。
今年はツルの世界にも、何か異変があったのだろうか。

 平成28年12月 えびの市
えびので永田さんから筍を戴いた。
本格的な冬は未だこれからなのに。今年は気候が違うのか。
我が家の奥方がさっそく炊いてくれて、一足お先に春を戴く。

歌舞伎橋 平成28年12月 都城市
国の大規模改修の予算がついて、歌舞伎橋の工事が慌ただしく続いている。
萩原川から眺めると、橋の向こうにちょうどお城が見えて、なかなかの絵柄だ。
都城の活気をそのまま表現しているかのようである。

薩摩迫 平成28年12月 都城市(旧山田町)
この狭い谷間から都城島津氏の歴史が始まったのだ。
今もなお団結を誇示するように、この迫に密集する古江の家並み。
冬の夕暮れ時。しばし目を閉じて往時に思いを馳せた。

ホゴ釣り 平成28年12月 串間市
志布志湾に注ぐ福島川の河口でホゴ(カサゴ)を釣った。幼馴染の古屋君の手解きで。
雲ひとつなく、風もない、しかも干潮という最高のコンディション。
言葉少なにお互いのことを語り合って、ゆったりとした時間が過ぎた。

ホゴ釣り(そのⅡ) 平成28年12月 都城市
一番大きな奴を刺身にしたあと、頭と骨は潮汁。
五尾は唐揚げ。三尾はアクアパッツァ。
完璧なホゴ釣りの一日だった。

特A米 平成28年12月 えびの市
今年は、全国食味ランキングでえびののお米が“特A米”と認定された。
以前から美味しいことで有名なので、当然のことだと受けとめられがちだが、
高牟礼先生からご苦労談をお聞きすると、あらためて頭の下がる思いがした。

志和地古墳 平成28年12月 都城市
いつもは車で通り過ぎるばかりだが、今日はふと立ち寄ってみる気になった。
大淀川を見下ろす台地の端に点在する古墳群。
千数百年前も、こうして赤い夕日に照らされていたに違いない。

イルミネーションのまち 平成28年12月 小林市(旧野尻町)
野尻のまちを貫く国道。夕暮れ時になると、たちまちイルミネーションのトンネルに変わる。
住宅も商店もそして公園までもが、軒並みLED光で着飾るのだ。
遠来のお客さんたちの弾んだ声。それを聞く地元の皆さんの笑顔。

白鳥温泉 平成28年12月 えびの市
スケジュールの合間を縫って白鳥温泉まで上がった。
明治7年、下野した西郷隆盛は、鹿児島へ帰国する前に三月ほどここに逗留している。
失意の西郷。えびの盆地を一望しながら何を考えたことだろう。

的野正八幡宮 平成28年12月 都城市(旧山之口町)
「弥五郎どん祭」で有名な的野正八幡宮。
かつて朝廷に滅ぼされた隼人族の首長を「弥五郎どん」として鎮魂しているとされる。
千数百年の昔、我々のふるさとを襲った大事件に想いを馳せた。

フォトアルバム 平成28年12月 小林市
夷守岳の麓にあるショップ。熱い珈琲を飲みながら何気なくフォトアルバムを手に取った。
そこには霧島の四季を捉えた二十枚ほどの写真。美しい!「このアルバムは?」と尋ねると、
「お名前知らないけど、たまにみえるお客さんがそっと置いて帰った写真を綴じたんですよ…」。

島津義弘公 平成28年12月 えびの市
木崎原古戦場跡に、力強い筆勢の歌碑が建てられている。
有名な関ヶ原“敵中突破”の際の、島津義弘の言葉だという。
雷に撃たれたような衝撃。体中に力が漲る想いがする。

綾南川 平成28年12月 小林市(旧須木市)
綾南川の深い渓谷沿いに、照葉樹林を突っ切って、須木から宮崎へと走った。
くねくねとカーブの続く県道26号は離合も難しく、改良が必要な道路だ。
けれども、白く輝く照葉樹や鮮やかな紅葉、澄んだ空気と透き通る水には、心が洗われる。

ふるさとの森 平成28年10月 串間市
十年前に、ふるさと会(大田幸宏会長)で植林をして「ふるさとの森」と名付けた。
今日は数年振りの下草刈りだったのに、あいにくの雨だ。
雨合羽を着ての作業だが、みんなの表情は晴れ晴れとして明るい。

トンネル着工 平成28年10月 日南市
国道220号のトンネル(伊比井=富土)の着工式典があった。
“命の道”という言葉の重みを実感する…という女子中学生のスピーチが胸に響く。

狭野神社 平成28年10月 高原町
狭野神社の参道を歩くのが好きだ。大杉の発する気、せせらぎの音。清々しいの一言である。
今日は、家族連れの参拝客がたくさんいらっしゃって境内も賑やかな様子。
ひとり、心静かに参拝を済ませ、次のスケジュールの会場へと急いだ。

中心市街地 平成28年10月 都城市
都城大丸の跡地が新たに生まれ変わる、中心市街地事業。
厳かな安全祈願祭(地鎮祭)に参列して、あらためて気が引き締まる。
官民一体で行う、都城の、都城による、都城のための事業だ。

カツオ一本釣り 平成28年10月 日南市
苦しい状況の続くカツオ、マグロ漁業。今日は漁協で、関係者60名との意見交換会。
カツオ船の阪元さんが重い口を開いた。「一本釣りは昔から資源保護じゃど。俺達は誇りを持っちょる。」
地の訛りで朴訥と話す阪元さんの言葉が、聴く者の胸に突き刺さる。

農政講演会 平成28年10月 都城市
330名が参加しての農政に関する講演会。講師の語る大きな夢に、みなさん真剣に聴き入った。
講演は大好評で、夢と可能性に心が躍ったのは私だけではなさそうだ。
信じる者は強い。農業の潜在力を信じることができれば未来は明るい。

建設促進大会 平成28年10月 串間市
日南・串間・志布志合同協議会の主催による東九州道建設促進大会。今回も約1200名が参加した。
皆さんお忙しいのに毎回、毎回、参加して下さって、いつも本当にご苦労様だ。
事業の必要性をキチンと説明すること。行政と住民が結束すること。この二点を心がけて頑張りたい。

中心杭打ち 平成28年10月 日南市
東九州道(日南区間)の中心杭打ち式があった。いよいよ、工事が始まるのだ。
お祝いにと、日南学園吹奏楽部の演奏と、民謡会の皆さんによるシャンシャン馬道中唄が披露される。
キリッと引き締まった厳粛な式典だけれど、どこか明るくて朗らかだ。日南らしい光景である。

市場増頭推進大会 平成28年9月 都城市
家畜商の組合が主催する焼肉大会。大勢の畜産関係者が参加して大いに盛り上がった。
生産者とのネットワークをもつ家畜商は、人体に例えれば血管や神経みたいなものだろうか。
さすがは日本一の畜産基地。業界の広さと厚みを感じる。

山之口スマートIC開通 平成28年9月 都城市(旧山之口町)
関係者のご尽力のお蔭で、ようやく山之口スマートインターチェンジが開通した。
祝賀会で、十年にわたる粘り強い誘致活動を振り返っての山元会長のお話を聴き、胸が熱くなった。

漁師町の女房 平成28年9月 日南市
「女房たちがヤンヤン励ましち、男ん衆が漁を頑張んなっとよ。それが漁師町やど~」と若松三恵さん。
戦中戦後、“海ん水が塩かれうちは魚がおらんこつはねぇ!”と男たちを励ました女傑もいたそうだ。
そんな先輩たちの気丈さを受け継いでやってきた、という強烈な自負心。若松さんの姿に静かに感動した。

木材青壮年会 平成28年9月 日南市
木青連(高嶺清哲会長)の九州大会が、飫肥杉の本拠地・宮崎県の飫肥で開催された。
日南市における木育の取組みの紹介や、林業遺産認定記念講演(川越耐介氏)など、内容も充実している。
“森の民族・木の文化”ニッポンの復活を心から願ってやまない。

文集「あのとき私は」平成28年9月 都城市
上安久高齢者クラブの皆さんが書き寄せた、昭和20年8月の終戦の記憶や体験談。
敬老会で配布しようと安藤会長が文集にまとめたものを一部頂いた。
わずか70年ほど前の出来事。映画や小説ではない。息を呑みながら読んだ。

鞍埼灯台 平成28年8月 日南市(旧南郷町)
久しぶりに船で大島に渡った。松尾さんらに案内頂いて、やっとの思いで鞍埼灯台まで上がる。
目の前には大海原のパノラマ、振り返ると遠くの山々までが手に取るように見渡せる。
明治17年初点というから設置はかなり早い。それだけ外浦港が重要だったということだろう。

海の恵み 平成28年8月 日南市(旧南郷町)
目井津漁港は南九州で一、二の水揚げを誇る。春から初夏にかけて脂ののったアジ、夏はカツオ、秋にはイセエビそしてハガツオ、ブリ、サワラと、一年中、海の恵みがとぎれることがない。
この素晴らしさを全国に発信しようと、いま、地元の皆さんが燃えに燃えている。

水分神社 平成28年8月 都城市
畑中さんにご案内頂いて、お宅の近くにある水分(みくまり)神社を訪れた。
美しい田んぼが広がり、用水路が走るなかに、独りたたづむように水分神社が祀られている。
かつて、水をめぐってさまざまな苦難があっただろうことが偲ばれる。

花相撲と雨 平成28年8月 都城市(旧高城町)
石山観音花相撲の由来は、遠く農業用水用の溜池造成にあった。
水神祭りと花相撲奉納はもともと一体なわけで、花相撲が雨に降られるのは言わば当然のこと。
そして今年も、開会式に合わせてパラパラと一雨。まるで水神様が挨拶に来たかのように。

関之尾の女滝 平成28年8月 都城市
名滝百選に数えられる関之尾の滝。そのすぐ下流左岸に人工滝「女滝」が轟々と落ちている。
明治の先人が、岩を掘り抜き水を引き「女滝」で落水させて下の用水路に繋ぐという工夫をした。
約70haの水田を開いた北前用水路の偉業。蝉しぐれと女滝の轟音にしばらく浸った。

宮崎特攻基地慰霊碑 平成28年8月 宮崎市
慰霊碑の御前にて黙祷を捧げる。
    遺詠  みんなみの雲染む果てに散らんとも くにの野花とわれは咲きたし
                      (海軍予科練出身 高崎文雄19才)

都城茶 平成28年8月 都城市
都城は古くから銘茶の産地だ…。お茶はこうして淹れるんだ…と満行さん。
湯を冷ましてから茶葉を入れ、ここが旨味だと一滴一滴を絞るように注ぐ一杯。美味い!
ペットボトルの溢れる時代だけれど、この味わいは決して失いたくないものだ。

トーチカ 平成28年8月 都城市
母智丘の桜並木の脇に、戦時中のトーチカが残っている。
米軍機を機関砲で迎え撃った当時の様子を、柿木さんは今も憶えているという。
戦後になって誰が置いたのか、トーチカの上には田の神様の石像が静かに鎮座している。

雨の六月灯 平成28年8月 都城市
中妻ふれあい夏祭りは、夕立のため早めに切り上げることになった。
テントや備品類を軽トラックで公民館に運びこんで、なんとか片付けも終了。
あがりに、公民館長さんの音頭でビールで乾杯。お疲れさまでした。

事業説明会 平成28年8月 日南市
北郷IC、日南IC、油津ICの建設予定地見学後、市民約250名の参加を得て、事業概要説明会が行われた。
動き出した東九州道整備を目の当りにして、地元の期待感はいよいよ盛り上がる。

吉行の六月灯 平成28年7月 都城市
吉行は61世帯の小さな公民館だが、ここの六月灯は大いに盛り上がる。
次々と手作りの出し物が続くし、とにかく皆さん自身がとても楽しそう。
ついつい私も、アカペラで2曲歌って炭坑節は3回も踊ってしまった。

ドシャ降り六月灯 平成28年7月 都城市
大薗の六月灯は、屋根つき選果場で行われるので、大雨が降ってもビクともしない。
豪快な炭火焼肉で会場は煙もうもう。仮設ステージでは芸達者がプロ並の歌謡ショー。
気持ちよく焼酎を呑むうちに、外のドシャ降りなど忘れてしまった。

延命地蔵の六月灯  平成28年7月 都城市
六百年ほど昔、合戦で討死した北郷義久の弟を延命寺に葬り、地蔵堂を建てたという。
今も残る延命地蔵尊。ここで行われる南鷹尾の六月灯は「延命地蔵尊夏祭り」でもある。
ゆるキャラ「ぼんちくん」も応援に駆けつけてくれたのに、今年は生憎の雨だ。

萩の会 平成28年7月 えびの市
後援会女性部の皆さんとの昼食会で、会の名称には花の名前が良いねという話になった。
ふと頭に浮かんだのは萩。俳人・山頭火がえびので萩を句にしたことを思い出したのだ。
「身に触れて 萩のこぼるゝよ」「このいたゞきに来て 萩の花ざかり」(昭和5年9月)
そういえば、えびのではもう赤紫の萩の花が咲き始めている。

六月灯の季節 平成28年7月 都城市
この季節になると、毎日のように、市内のどこかで夏祭りが行われ、花火が上がる。
旧薩摩藩の領内各地に伝わる「六月灯」という風習だ。にぎやかで楽しい夏の風物詩である。
今日も21か所で開催予定だとか。私の場合、今夜は2会場にお邪魔したところで時間切れとなった。

電車前広場 平成28年7月 串間市
まちづくり若者グループが、広島市電から古い車両を譲って頂いて、串間駅前に設置した。
この電車前の広場は、市民が自由に使えることになっていて、
ジャズコンサート、果樹の試食会、ボランティア会議…と皆が楽しく利用している。
今日は、商工会議所青年部のビアガーデン。雨もあがって美味い一杯。

クルーズ船 平成28年7月 日南市
大型クルーズ船が、頻繁に油津港に寄港するようになった。
今日は、みなと花火大会に合わせて「飛鳥Ⅱ」が入港、埠頭のイベント会場も賑わっている。
このまま、お天気がもってくれたら…と祈るばかりだ。

鵜戸神宮 平成28年7月 日南市
大雨のせいで、やっぱり今年も鵜戸神宮への道路が崩落した。
初代神武天皇の父君ウガヤフキアエズノミコトをお祀りする、尊い鵜戸神宮。
毎年100万人の観光客をお招きする観光拠点でもある。抜本対策は待ったなしだ。

「百尺竿頭」 平成28年7月 都城市
“百尺の竿の頂まで登りつめた。さて、それからどうする?”という禅の公案である。
日本一の出荷量を誇る焼酎「霧島」の霧島酒造が創立百年を迎えるにあたり、
江夏社長が掲げたのが「百尺竿頭」。さらに前に進まんとの強い意思が伝わって来た。

国道448号 平成28年6月 串間市
大海原の絶景を誇る国道448号だが、地質がもろく大小の崩落が絶えない。
このたび、大納地区住民の十年越しの要望活動が実って、トンネル掘削が決まった。
悲願かなって喜ぶ皆さんの笑顔を見ていて、深く静かに感動した。

東九州自動車道 平成28年6月 日南市
悲願の東九州自動車道。未整備区間の一部事業化が決まって、いよいよ前に動き始めた。
このタイミングを逃すまいと、本日、日南市・串間市・志布志市合同の協議会が発足した。
明るい緊張感がみなぎる設立総会。官民一体で頑張ろう!と気勢があがる。

都城志布志道路 平成28年5月 都城市
郷土の悲願である都城志布志道路。整備促進大会に1800名もの人々が集まった。
全線開通すれば、内陸都市の都城は志布志港という外港を持つことになる。
ところで、われらの祖先は古くから琉球や中国と交易をしてきた。
そして、海を経てアジアとつながる南九州の地の利は、昔も今も変わらない。
ならば、都城志布志道路は南九州アジア道路である。都城志布志道路で夢が広がる。

出の山池 平成28年5月 小林市
霧島連山から湧き出ずる水をたたえる出の山池。古くからの名勝地で、池の畔には料理屋がならぶ。
山々がスリ鉢状に池を囲み、あたかもここだけは別空間のようだ。
新緑にまぎれて山桜が一本、散り残っているのが面白い。湧き水で淹れてもらった珈琲もまた、美味い。

霧島岑神社 平成28年5月 小林市
霧島連山、夷守岳の麓に鎮座する霧島岑神社。御祭神は天孫ニニギ。
まだ文字のなかった古代に創建された日本最古の神社といわれる。
表参道から境内へと進めば、ただならぬ荘厳さに身が引き締まる。
参拝のあと、熱心な氏子さん達と一時間ほどのお茶会。清々しい気分になった。

須木城址 平成28年5月 小林市(旧須木村)
須木の町並みを見下ろす山が、かつて丸ごと須木城であった。
石垣の残る城址公園で、今日は高齢者クラブのグランドゴルフ大会。
優秀者は県大会への出場権を手にするとあって、皆さん力が入っている様子。
県内各地で、高齢者クラブの猛者たちが腕を競い合っているだろう。
しかし、山城のテッペンでプレーできるなんて須木だけに違いない。

大鷺巣さつき敬老会 平成28年5月 三股町
敬老会といえば秋が多いと思うが、このあたりではもっぱら春に行われる。
保育園児のお遊戯、小学生のダンス、日本舞踊…と出し物が続く。
大先輩方に喜んでもらおうと、地区をあげての楽しい一日だ。

子牛せり市 平成28年5月 都城市
朝。白いゴム長靴を履いて、活気あふれる家畜市場を練り歩く。
日本一の黒毛和牛の産地で、今日から子牛のせり市が始まるのだ。
このところ高値続きのせり市には期待感と緊張感がみなぎっている。
手塩にかけた子牛に最後のブラシをかけながら開場を待つ農家の皆さん。
そんな皆さんに、元気いっぱい声をかけながら歩く。

農家民泊 平成28年4月 小林市(旧野尻町)
ブルーベリーの観光農園を営む西山さん。修学旅行生を対象に、農家民泊にも熱心だ。
都会の子には二間続きの日本間は珍しいらしく、「広~い!と大はしゃぎだよ」と西山さん。
ところが、いっぱいだった5月の予約は熊本地震で全てキャンセルに。早期再開を祈るばかりだ。

高崎新田駅 平成28年4月 都城市(旧高崎町)
高崎新田駅前の「磯万」でお昼。親方に無理を言ってアジフライ定食を注文する。美味い。
ところで今「磯万」のある場所は、以前は宿屋で、漂泊詩人・種田山頭火も宿泊したという。
山頭火の日記「行乞記」(昭和五年九月二十一日)にそれを見つけた。
「此宿は満員だといふのを無理に泊めて貰つた、よかつた、おばあさんの心づくしがうれしい」。
駅舎横には山頭火の句碑。「霧島は霧にかくれて赤とんぼ」

寺柱 平成28年4月 三股町
いつもは青空の下で行われる春祈念だが、生憎のお天気で今年は公民館での開催となった。
お年寄りから子供達まで、賑やかで楽しそうな姿に、寺柱地区のまとまりの良さが感じられる。
ところで昔、寺柱には番所があって薩摩藩と飫肥藩の往来を監視していた。
現在その街道は残ってないのだが、もう一度、道路を整備して寺柱と牛之峠を繋ぎたいものだ。
そうすれば都城盆地は、宮崎港と志布志港に加え、油津港までを外港に持つことになるだろう。

慶良間躑躅(ケラマツツジ) 平成28年4月 三股町
小雨降る中、小牧さん宅にひょっこりお邪魔してお茶をご馳走になった。
お庭には百年以上にはなるだろう大きな慶良間躑躅があって、見事に赤い花を咲かせている。
花も葉もふつうの躑躅より一回り大きく、とにかく豪華で、存在感も際立っている。
見惚れていると、奥さんがお茶請けにと茹で玉子の糠漬けを出してくれた。
初めて味わう糠漬け玉子。これは赤ワインに合いそうだ。花より玉子か。

山之口賑わい創出民間協議会 平成28年4月 都城市(旧山之口町)
まもなく、高速道路に山之口スマート・インターチェンジが設置供用される。
山之口は今まで以上に、都城市と宮崎市、都城盆地と宮崎平野をつなぐ結節機能を持つだろう。
このチャンスを活かそうと地元の皆さんが協議会をつくり活動を始めてから一年がたった。
「誰かの指示じゃなく、何処かのマネじゃなく、自分達で知恵を出し、自分達で汗をかこう…」
第一回総会での山本会長の言葉が、ズシンと腹に響いた。

黒尾神社 平成28年4月 都城市
神柱神社は、明治になるまで梅北の益貫に鎮座していた。現在、黒尾神社が祀られている場所だ。
全国を歩いた勤皇家・高山彦九郎は、寛政四年、薩摩の帰りに神柱神社を参拝したと日記にあるから、
きっと、この黒尾神社のこのあたりでこうして柏手を打ったのに違いない。
薩摩公を説得できなかった失意の彦九郎、何を想いながら参拝したことだろう。
    泉川酌みても尽きぬ杯のわかれてもまたあはむとぞおもふ  正之

赤池渓谷 平成28年3月 串間市
串間から都城へ抜ける山越えのみちすがら、ふと思い立って赤池渓谷へ降りてみた。
大矢取川の流れが甌穴を刻み、深い渓谷に突如としてコンサートホールのような空間を造っている。
消化器官に見立てると、細い食道から広い胃袋に出たと思いきや再び十二指腸へ入る、という感じ。
吊り橋を渡り、渓谷の真ん中に降り立つと、そこはまるで異次元空間。
滝が轟々と唸りシダ類が密生する、まさにパワースポットであった。

港の駅 平成28年3月 日南市(旧南郷町)
目井津の「港の駅」は大盛況で、遠来のお客さんであふれている。
カツオ船の出入りする漁港で味わう海の幸は、臨場感があってまた格別なのだ。
目井津は古くから遣唐使船も寄港するほどの港で、島津氏と伊東氏も激しい争奪戦を繰り広げた。
港を見下ろして聳える岩山の頂には、かつて目井城があって、海と陸とに睨みをきかせたという。
新しく完成した「展望台」に立ち、潮風に吹かれながら、しばし往時に想いを馳せた。

阿波堰 平成28年3月 鹿児島県湧水町(~えびの市)
新しい阿波堰が、固定式から可動式に生まれ変わって完成した。
平成17年の大豪雨で、えびの市をはじめ川内川の全流域はひどい災害にみまわれたが、
以来、多額の予算と十年の工期そして河川・治水技術の粋を集めての大改修事業が続けられ、
この度、その最終章として可動堰の完成をみたのだ。
たゆまない治水の営みに頭が下がる。関係者のご努力に深く敬意を表したい。

硫黄山 平成28年2月 えびの市
内山さん宅でお茶を飲んでいると、防災アナウンスが集落中に響きわたった。
朝から硫黄山の火山性微動が活発化している、というのだ。
庭先から見上げれば目の前に霧島連山、すぐそこが硫黄山だという。
けれども、「子供のころかい慣れちょっ…」と内山さんは動じる風もなく笑っている。
祖先からずっと火山とともに日本人は生きてきた。そのことを、あらためて思った。

都井岬 平成28年2月 串間市
「廃れた観光地 再生に向けて始動」。ふるさとのニュースが飛び込んできた。
太平洋にヌッと突き出た都井岬は、私の生まれ育った串間の誇る景勝地だ。
目を閉じれば、群青の大海原、丸い水平線に白い雲…。あの大パノラマがすぐにも瞼に浮かぶ。
ふるさとの原風景を想って心が躍った。
    日向の国都井の岬の青潮に入りゆく端にひとり海見る(若山牧水)

弓道場開き 平成28年1月 串間市
市営弓道場の新装オープンかねての道場開きに、大勢の弓道家が集まった。
全国大会も連戦連勝で活躍している地元中学・高校の弓道部員も勢揃いだ。
串間は弓道が盛んな土地柄だが、弓矢との関わりは古く、なんと上古代にまでさかのぼる。
二千年前、鉄を産する「天の金山」に近い大矢取で軍矢を量産していたと考えられるのだ。
日本で唯一の玉壁を出土した串間。上古代において、南九州の最大勢力があったに違いない。

金御岳 平成28年元旦 都城市
初日の出に手を合わせた。山なみに目をやれば金御岳も神々しく輝いている。
「天の金山」とも呼ばれる金御岳は、古くから鉄鉱を産する修験道の山であった。
古事記に、三種の神器である八咫鏡は「天の金山」の鉄(くろがね)で造られたとあるから、
われらがふるさとは日本発祥の物語の舞台なのに相違ない。新しい年の弥栄を祈る。

祓川神楽 平成27年12月 高原町
天孫降臨伝説、高千穂峰のふもとの霧島東神社(霧島山東御在所両所権現社)。
祓川集落の氏子のみなさんが奉納する神楽は、少なくとも400年以上続いているという。
冷気のなか夜通し舞われる神楽は幽玄で神秘的。場を圧する空気が満ち満ちている。
集落のそれぞれのお宅が、手打ち蕎麦で客をもてなしてくれる。今年の蕎麦(と焼酎)も格別だった。

ほぜまつり 平成27年11月 小林市(旧須木村)
地区のみなさん総出で運動会やカラオケ大会など楽しい一日を過ごす「ほぜまつり(豊穣祭)」。
なかでも奈佐木や内山のほぜまつりには、二十年前からあたたかく迎え入れて頂いている。
昼間の行事が終わり夜になっても、家々を廻って歩いて、あがりこんでは焼酎を酌み交わす。
ベロベロに酔っぱらうけれども、ご馳走になった煮しめやおにぎりの味は忘れない。

大牟田菅原神社まつり 平成27年11月 都城市(旧高崎町)
社殿は新しくなったが神社の歴史は古い。少なくとも300年前には大宰府から勧請されているむらの総鎮守だ。
例年は夏に行われるお祭が、今年は悪天候で秋に延びた。
青壮年の皆さんは会場誘導に立ち回り、役員の皆さんも来客のおもてなしに大忙しだ。
出し物のトップバッターは保育園児たちの可愛いダンス。地域総出のお祭り風景である。

赤ちゃん豊年土俵入り 平成27年11月 三股町
御年神社の名物行事「赤ちゃん豊年土俵入り」は、明け方の雨のために中止になってしまった。
この日を楽しみに遠くから訪れた家族連れのお客さんも中止と聞いて残念そうな表情。
大歳(スサノオの息子)を祀る御年神社の歴史は古く、南北朝動乱のころの創建といわれる。
荘園の支配権をめぐる激しい争いが背景にあったらしい。往時に思いをはせながら、晴れ渡った青空を見上げた。

大太鼓踊り 平成27年8月 えびの市
美味しいことで有名な西長江浦のお米は、霧島連山からの湧水の恵みでもある。
水源近くに鎮座する南方神社(大国主命と水神を祭る)には、毎年8月に大太鼓踊りが奉納される。
島津義弘公が戦勝記念として大太鼓と鉦を寄進してから、今日までなんと四百数十年も続いている。
お祭りには必ず雨が降るとの言い伝えがあるが、「大太鼓踊りが始まると必ずやむ」と地元の人は言う。
たしかに今年のお祭りでも、ぱらぱら降る雨がやんで、にわかに蝉が鳴き出した。
杉木立の木洩れ日のなか、踊り手の若衆が一斉に打つ柏手が鎮守の森に響き渡る。

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石山花相撲 平成27年8月 都城市(旧高城町) 
百数十年前、溜池の堤の竣工を祝って、踊りを奉納したのが始まりだという。
堤を踏み固めるための踊りが、やがて奉納相撲となって今日の姿になったらしい。
可愛い子供相撲と、迫力の青年相撲。そして、横綱土俵入りや弓取りの作法には独特のものがある。
行司の立ち回りや口上も堂に入ったもので、伝統の厚みを感じずにはいられない。
所作のひとつ一つに興味をそそられる。先人たちの祈りが伝わってくるようだ。